2005/11/28 - Antimatter氏より寄稿
RMTは規約違反である。
RMTを肯定しようが否定しようが、規約で禁止されていると言う事実は変わらない。


何故対策しないんだろう。
スクウェア・エニックスが動かず、誰が規約違反を取り締まれるというのだろう。

数百円使ってオトリ操作の1つでもして、その事実を公表する。
規約違反によってアカウント剥奪した者の名前を公表する。

こんな事でも「見せしめ」としてかなりの抑制効果があるのに、その簡単なことすらしない。対策したと言ってるけどほんとにやってるの?、と誰もが疑問に思っている。
そしてヴァナ・ディールでは、いつもと変わらず規約違反者は元気に動いている。

目の前に規約違反者がいても何も出来ない。
GMを呼べばメールで言えと言われ、メールをすればGMに言えと言われ、どこにも意見を言える場所が無く見て見ぬ振りをしなければならないシステム。

ユーザーの声を伝えられる最後の希望だったプレミアサイトから運営への質問提出。こちらもフォーラムの意見は完全無視で、ただの提灯記事で終わった。
しかも次回からはより提灯記事を作りやすいようにしたいのかどうか知らないが、質問項目を非公開にするという。

結局ユーザーの声は何一つ運営側には伝わらず、理解もされておらず、そのまま規約違反者は生き残り、一般人は呆れて去っていく。


ゲームシステムを変えることが難しかったり、善意の規約違反報告に対して1つ1つ対処する時間も人手も無いのかもしれない。それならそれで、何故GMの活動報告や定期的な告知などの、誤解が生まれない透明性のある運営が出来ないのか。
運営の真面目な姿勢も見えず、違反を抑制する活動もしない。

  「役に立たないGMなんか無くしてその分別の事にお金使ったら?」
  「規約違反者のアカウント代が欲しくてアカウント剥奪しないんじゃないの?」

などと馬鹿にされ、落ちるところまで落ちている運営に対する信用。
運営はこんな状況で満足しているのだろうか。


RMTを助長させるようなヴァナ・ディール全体の風潮も問題だ。

性能に関係なく安価な装備を使う人は馬鹿にされ、高価な廃装備を要求される。
恥ずかしい、問題外、誘わない、誘われない。
他のゲームで嫌悪され馬鹿にされ笑われているFF11だけの特異な風習。
誰がこんな事を言い出したんだろう。何故こんな風潮がまかり通っているのだろう。

いたたまれなくなった人達はお金稼ぎに走り、時間の取れない人はRMTに手を染めていく。廃装備に着替えても効率なんか変わりやしないのに。


対策もされず、風潮もおかしい。
もうヴァナ・ディールの世界は崩壊寸前なのではないだろうか。
いや、インフレの具合などを見るともう崩壊していると言った方がいいのか。


インフレがインフレを呼び、RMTがRMTを呼ぶ無限スパイラル。
出口は見えない。